神田の唄

ブログで生計を立てるために頑張る下剋上ブログ

ブログの口調や文体にブロガーの魂が写し出されるのでゴザル

f:id:kandareiji:20160409205825j:plain

ブログの口調や文体にブロガーの魂が写し出される

いきなりなんだけど、ブログの口調や文体にブロガーの魂が写し出されるんですよ。

「文章なのに口調っておかしくね?」

って思うかもしれないけど、話すときと同じで文章にも個性が出ます。

で、この口調や文体が固まっているブロガーが人気が出ます。

「誰が書いたのかを隠して記事を見せる→文章を読むことで書き手が誰か判別可能」なレベルになっているのが固まっていることだと自分の中で定義しています。

はてなブログで文体が固まっている代表例は次の2人です。まぁ、もっといるんだろうけど人気ブログでどうしても目に入ってきやすくなるからね。

 

delete-all.hatenablog.com

www.hitode-festival.com


はてなブログで人気を博している「フミコフミオさん」と「ヒトデさん」です。

この2人の文体は特徴的なので、名前を見なくても書いた文章を読めばわかります。とりわけフミコフミオさんはめちゃくちゃわかりやすい。

・ブログ内容の選定
・改行の位置
・句読点の打ち方
・特徴的な口調(くっそー。だよなぁ!?など)
・タイトルのつけ方

まぁ、ブログに限らないんだけど文章には上記の内容で書き手の個性が反映されます。

ぼくたちは文体に書き手の人柄を想像して楽しみます。文章だけ楽しむのではなく、文章に「にじみ出る書き手の個性」を楽しんでます。

ぶんたい
【文体】
1.文章の様式。和文体、漢文体、あるいは書簡体など。
2.筆者の個性的特色が見られる、文章のスタイル。

 
2の筆者の個性的特色が見られる、文章のスタイルが確立されているかどうかはブログにおいて人気を博するのに必要な1つの要素です


漫画だとよく

「絵柄が苦手」

「絵柄が好き」

っていうよね。文章には文柄なんて言葉はないけど、文体が漫画でいう絵柄に当たります。

ぼくは、この文体が固まっていないのでゴザルよ。ホント、こまったもんだわさ。

 

 

 

 

同じことを言っても文体によって受け取り方は変わる。オリジナルの情報を発信するための3つの方法と合わせて考える。

ブログはオリジナルの文章を発信することが大事といいますが、ひたすらオリジナルの内容を発信するのは天才しかムリです。つまりぼくにはムリ。

自分で考えたと思ったアイディアも実は人の受け売りってことあるよね。自分では意識していないけど、新しいアイディアは既存の情報の組み合わせを変えて作りだした場合もあるでしょう。

実際のところは表現の方法を変更している場合がほとんどです。

無から有を作りだすことがホイホイできれば苦労しないからねー。

じゃあ、オリジナリティがあって新鮮味のある記事を書くにはどうすれば良いかというと

1.人と違った経験をする。足をつかって、体を使って情報を得に行く。
2.物事を別の視点でみる
3.口調や文体、表現方法を変えることで新鮮な内容に変える

この3つに集約されてきます。


1の人と違った経験をすれば新しい発想が出てくるってのは、自分自身経験して実感しています。

d.hatena.ne.jp


はてなのトップブロガー「ちきりんさん」は考える力は個人差があるとしています。で、考える力が弱い人は行動して新しい経験をすることを推奨してるんですよ。

ぼくはこの意見にならって、意識的に行動するようにしています。

ただ、ひたすら行動して新しい発見を得るのは時間がかかることだし、毎回毎回新しい行動をするのは大変です。新しいことをするのにはエネルギーがいるんでスゲー疲れることもしばしば。

で、2番目の「物事を違った視点でみる」ことなんだけど、これは既存の見方を疑うってことですね。

例えば

「なぜ、カラオケはルーム料金じゃなくて1人ずつに料金を請求するの?」

とか。いま考えたけどカラオケは1人だろうと10人だろうと1つのルームに入れば、使える機材の数は限られてるよね。

なぜ1人1人にお金がかかるんだろうね?ルームでいいじゃない。ドリンクがあるならルーム料金+ドリンク代の請求にしても良いよね。

調べてみたら海外ではルームに対してお金がかかる国もあるみたい。日本はなんで違うんだろうね。

てな感じで新しい視点に立ってみることで記事のネタが生まれるし、人によってはオモシロイと感じでもらえます。

ただ、前述の通り考える力が弱いので、こちらもホイホイ考えが浮かんでくるわけじゃない。

てなわけで、1番てっとりばやく読者に興味を持ってもらいやすくなるのが

「3.口調や文体、表現方法を変えることで既存の内容をオリジナリティのある新鮮な内容に変える」

ってことですね。

 

 

 

 

f:id:kandareiji:20160409205956j:plain
(普段どんな口調や文体で文章を書いているだろうか?)

 

 

 

 

ブログの口調や文体によって受け取り方が変わる例

小説家ごとの「背後で爆発が起きて振り返る」って知ってるかな?

「背後で爆発が起きて振り返る」を各小説家ごとの文体に変更して楽しんでいるものです。これこそ口調や文体によって受け取り方が変わる最たる例です。

◆小説
「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚きながら振り返った。」

◆ケータイ小説
「ドカーン!びっくりして俺は振り返った。」

◆山田悠介
「後ろで大きな爆発音の音がした。俺はびっくりして驚いた。振り返った。」

◆司馬遼太郎
「(爆発--)であった。余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である…」

◆荒木飛呂彦
「背後から『爆発』だアァァァッ!これを待っていたっ!振り返ると同時にッ!すかさず叩きこむ!」

◆村上龍
「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」

小説家ごとの「背後で爆発が起きて振り返る」傑作版 - NAVER まとめ


同じシーンだとしても、それぞれの作家ごとによって内容が違ってきます。多少おもしろおかしく脚色されているあるけど、凄いのはそれぞれの作家の文章を読んで「納得」すること。

「ああ、確かにこんな感じだよね」

って思わせられる内容になってるんですよ。

これは、ぼくたちが文体の先に人を想像するからに他なりません。

「あなた」だったら「背後で爆発が起きて振り返る」を、どう書きますか?

ぼくだったら

「後ろのほうで爆発が起きたんですよ。いやー。ホント驚きましたね。まぁ、一応確認しておこうと思って振り返りました。」

な感じかなぁ。

きっと人それぞれで変換の仕方はまったく違うでしょうね。変換した際の言葉が自分の文体を形作っています。簡易的にわかる方法なんで自分の口調や文体を振り返るときに活用してみてください。

 

 

 

 

口調や文体を消す場合もあることを知っておこう

口調や文体は人柄を表すと言いました。書き手の姿を想像させると。ブログにおいては凄く大事な要素なんだけど”あえて”口調や文体を消す場合もあります。

これまた例を出して考えるね。

liginc.co.jp

 

nanapi.jp

 


ソーシャルでのバズを狙ったユニークな記事を打ち出してくる「LIGブログ」と生活の知恵を発信する「ナナピ」です。

どちらも有名なサイトですね。

で、どちらのサイトにも多くのファンがいるんだけど、文章の書き方のスタンスは反対です。

LIGブログは前述した口調や文体を意識しています。特にバズを狙ったエンタメ系の文章は、書いた人間を前面的にアピールしているよね。

反対にナナピは口調や文体をできる限り排除しています。書き手によって文体が変わらないように統一することにより、書き手の存在を極力排除しようとしています。

これはスタンスの問題なんだけどLIGのサイトは「人ありき」ですが、ナナピは「情報ありき」だからです。

ナナピは日常生活に役立つ情報の集合知をめざしています。情報そのものが大切であって、個人個人の個性は情報を伝わりにくくするノイズになると判断しているのでしょう。


ナナピに限らずジャンルを絞って特定の情報を提供する内容のブログは表現者の存在が出にくくなる傾向にあります。まぁ、あえて消している人も多いとは思うけどね。

例えば携帯電話などの電子機器を扱うガジェット系のブログなんかだとバランスのとり方は難しくなるね。

ガジェット系のサイトに来る人は基本的にガジェットの情報を知りたい方がきます。

ガジェットブログが情報を提供することが第1です。だから個性を出す必要が必ずしも必要かといえばNoです。ただ、ブログである以上はある程度人柄も出していきたいと思うケースもあるでしょう。

ぼく自身は特定の情報に特化した内容を扱っているわけではないから断定はできないけど、もし作るとなったら「書き手の存在を出すか消すか」は重要視しますね。


てなわけで、思いっきり自分の個性をだした方が良い場合もあれば、個性が逆に情報をわかりにくくするノイズになる場合もあります。

ここは、ブログで文章を書く目的によって使い分けた方が良いですね。

 

 

 

 

f:id:kandareiji:20160409210206j:plain
(個性を隠すか、個性を出すか。それが問題だ。)

 

 

 

 

 

文体を出したいと思うなら、なにも考えずにガムシャラに書いてみよう

自分が文章を書くときの口調や文体がどんなモノか改めて考えると「よくわからない」と思う人もいるでしょう。ぼくがそうなんだけどね。

自分独自の特色を出してやりたいならガムシャラに文章を書きつづると、個性がでてきます。

喋るときと一緒ですね。上司に喋るときと、友人と喋るときで喋り方は変わるよね。特に地元に帰って旧知の友人と話すときは方言も丸出しで喋るでしょう。

そのときと同じ感覚でいいんです。なにも考えずにバーッと文字をタイピングしてみてください。

そうして下地の背景に出来上がった文章に、あなたの口調や文体そして個性が表れます。

良いか悪いかは置いといて、まずは自分の文体を認識してみましょう。

 

 

 

 

文体を磨いていくために書き続けよう

自分の文体を認識できたら、それが良いのか悪いのか考えてみましょう。

ぼく自身が未熟ものなんで偉そうなことは言えないんだけど、自分の口調や文体のせいで、読者に内容をわかり辛くしている場合があります。

そうであれば修正した方が良いからね。

例えばひたすら「です」「です」「です」みたいに同じ語尾を連続して使っているなら、語尾に変化をもたせて「です」「ます」「でした」って変えた方が読みやすくなる。

「今日、いつもよりも、ブログを書くのに、時間がかかってしまいました。でも、段々と、早くなっているので、がんばっていきます!」

句読点が多いと感じたら

「今日いつもよりブログを書くのに時間がかかってしまいました。でも、段々と早くなっているので頑張っていきます。」


みたいに変えた方が良いかもしれない。


ぼく自身も口調や文体がさだまってないし、固めれてないから磨いていかなきゃなんですけどね。助けてほしいでごわす。

「あれ?ぼく文章書くときにいつもこんな書き方してたっけ?」

なんて悩むこともしばしばですからねー。いやー。困った困った。

まぁ、とにかく自分だけの口調や文体、スタンスを磨いて作りあげていくには文章を書いて見直すしかないからね。

スタンスが完成すれば記事の書くスピードも速くなるし、読者の定着も変わってきますからねー。勉強していきます。

てな、わけでブログの口調や文体にブロガーの魂は宿りますって話でした!

 

 

 


そんじゃーね!