5年間で7回引越した僕が行った、格安で引越す6つの方法
松尾芭蕉に憧れて引っ越しを繰り返す生活を送る事に
引っ越し。それは人生でも1つのイベントになるでしょう。何年も1つの地域にいることで見えるものもあれば、色々な所に行くことで新しく得られる気づきもあります。
ぼくは19歳の時に実家を出て1人暮らしをしましたが、この5年間でかれこれ7回引っ越しを経験しました。
なんの番組か忘れたのですが高校生の時にみたテレビで
「松尾芭蕉は1年に1回引っ越して感性を磨いていた」
って流れてたんですよ。
「おお!凄い!マネしよう!」
と感銘を受けたのを覚えています。見習って「1年に1回は引っ越しできるといいなー。」なんて考えていました。
そしたら、まさかの1年に1回以上のペースで引っ越すことに。
いやー。正直いって引っ越ししすぎましたね。日本人が人生で引っ越す平均回数は3回です。24歳にして平均の2倍以上引っ越すとは思いませんでした。
そろそろ落ち着きます。。引っ越し貧乏になってるし。。
ぼくの引っ越しの遍歴は次の通りです。知人がみたら一発でバレそう。
1.鳥取(神田の故郷)
2.大阪(江坂)
3.大阪(上新庄)
4.徳島
5.インドネシア(デポック)
6.インドネシア(デポック)
7.大阪(上新庄)
8.東京(いまココ)
学生の頃にも何度か引っ越しました。
元々夜間の学校に通って昼はアルバイトして生活費稼ぐのが基本だったので、引っ越し代金は自分でもっていました。徳島は引っ越しというより出張的な感じでしたけどね。
6回は本格的な引っ越しを経験してます。
まぁ、そんなにお金があるわけではなかったので、タイトルにある通りとにかく安く引っ越しする方法を取ることが多かったです。
「とにかく安く引っ越したい!」
って方に参考になれば嬉しいので、ぼくがやってきた安く引っ越しする方法をお伝えいたします!まぁ、再現性の低い方法もあるけど、なにかの役に立てばと。
あ、基本的に1人暮らしで生活してるから、1人暮らし向けの内容だと思ってね!
ぼくが安く引っ越しするために行った方法
とにかく友人、知人の手を借りる。引っ越し屋は使わない。
安く引っ越すためには1番重要な方法です。正攻法ですね。引っ越し業者を使ったのは、1人暮らしするために初めて引っ越したときだけです。
2回目以降、業者は1回も使っていません。高いからね。
とにかく人の手を借りましょう。車を持っている人や、荷物を運ぶのを手伝ってくれる人を探しましょう。
引っ越しと聞くと面倒に感じるけど、頼めば意外と手伝ってくれます。学生の頃は深夜2時、3時に夜逃げのように引っ越し準備手伝ってもらってました。
事前に梱包作業をするなどして、準備しないと流石に怒られますが、なんだかんだ手伝ってくれます。友人、知人には後でご飯でもおごりましょう。
1番確実に安く引っ越せる方法です。
周りに頼める人がいないと思っても声をかければ意外と手伝ってくれます。まずは声をかけてみましょう。感謝の気持ちとして後でラーメンでも奢れば大丈夫です。
また、家族が近くにいる場合はは迷わず手伝ってもらいましょう。
重たい荷物はゆうパックで送る。軽い荷物ははこBOONで送る
近場の引っ越しなら友人や知人に頼むことでなんとかなるでしょう。ただ、さすがに他県までの引っ越しとなるとお願いする方も躊躇しますね。
「大阪~東京の引っ越し手伝ってくれ!」
とは流石に頼めませんでした。荷物の梱包は手伝ってもらったけど。。
引っ越し業者を使わない場合には、基本的に郵送でモノを送ることになります。
郵送サービスはいくつかあるけど主に使うのは次の2つです。
ゆうパック。荷物の【大きさ】と【距離】で料金が決まります。
はこBOON。荷物の【重さ】と【距離】で料金が決まります。
衣服などの軽い荷物は「はこBOON」で、ダンベルなどの重たい荷物は「ゆうパック」と使いわけましょう。
料金については、サイトで簡単に検索できるので便利です。
ダンベル20kgなら500円はゆうパックの方が安くなった記憶があります。
ちなみに適正の大きさのダンボールがない場合にはダンボールとダンボールをくっつけてガムテープでグルグル巻きにして丁度良い大きさのサイズに調整すると安く済みます。
まさか、手製の段ボールでも対応してくれると思いませんでしたが、郵送途中に箱が破けて中身がでるようなモノでなければ意外と対応してくれます。
ちょうどよい大きさのダンボールが見つからなかった人は手製で作りましょう。
いらない荷物は捨てるor売る
わざわざ全ての荷物を引っ越し先に送るのはお金が余計にかかる元です。いらない本や、ゲーム、CD、などは捨てるか売るかしましょう。
オススメはヤフオクで売ることです。出品して売るにはいろいろな手間がかかりますが、普通に店にうる何倍もお金が入ります。
ぼくは家の不要なものを全て売っただけで20万円ほどにはなりましたね。
売ったお金は引っ越し代金の糧にしました。
yahooオクの売り方については、使いかたガイドをみてね!手間がかかるのが嫌な人は店に売るか捨てるかしましょう。
布団などのかさばるものは今はamazonで3000円程度で買えます。冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機も使って古くなっているのであれば郵送費をかけて持っていくのではなく処分して新しいのを買うのがオススメです。
今は安く買えますからねー。
郵送費にかける分を新しい家電の購入費に充てるのはアリです。
(安く引っ越す方法は意外と沢山あります。)
敷金、礼金0の物件を選ぶ
引っ越しの時にお金がかかるのが敷金と礼金ですね。引っ越した際に不動産会社へ支払う料金の内訳は主に次の通りです。
1.敷金
2.礼金
3.仲介手数料
4.鍵交換台
5.火災保険
6.1カ月分の前家賃
7.保証会社への手数料
敷金・保証金とは、退去後の原状回復の原資となるお金であり、礼金とは、部屋を紹介してくれた大家さんに謝礼として支払うお金で、合わせて家賃の1~4か月分はかかる。
諸々合わせると最初に家賃の4~6カ月分ほどは払う必要がでてきますね。10万円の物件なら40~60万円です。
家賃と礼金は地域によって違うけど1~4カ月分が相場かな。それが丸々浮くことになります。安く引っ越したい方は敷金礼金0の物件を探しましょう。
・選択肢が少なくなる。
・退去時の費用が高くなりそうな怪しい物件が多くなる。見極めが難しい。
・売れ残りが多いので、内見に行っても無駄足になる可能性が高い敷金礼金ゼロってどうなの? デメリットついて考える | 暮らしっく不動産
これは敷金礼金0の物件で言われるデメリットです。まぁ、確かに敷金礼金0の物件は数が少ないです。でも東京を例にして考えると平均して10%はあるんですよ。
10件に1件と聞くと少ないといえば少ないけど、多いといえば多いって感じしますよね。
意外と見つかります。不動産会社に頼みましょう。
退去費用が高くなると言われてるけど、これは退去時に難癖つけられる可能性があるってだけです。うまくやれば不当に請求されることはありません。
最初に部屋の内装をすべて写真におさめるとよいですよ。元から破損している所の請求をされた事例もあるらしいけど、そうならないように最初に破損の有無や、老朽化している部分がないかの証拠写真撮っておきましょう。
退去時に請求された場合には内訳を確認して負担すべきものと、負担外になるものを区別しておくのがオススメです。
貸主(大家さん)が負担すべきもの
【普通の使い方をしていて、
時間とともに、消耗するもの】・日照等による、クロス・畳の変色、
フローリングの色落ち・家具の設置による床、カーペットの
へこみ、設置跡・テレビ、冷蔵庫等の後部壁面の
黒ずみ(いわゆる電気ヤケ)・画鋲やピンなど、クロスの上だけに残った跡
【次の入居者のための、化粧直しやグレードアップ】
・専門業者による、ハウスクリーニング
・特に破損していない、畳の裏返し・表替え
・フローリングワックスがけ
・トイレや台所の消毒
物件を借りるときには借主に【原状回復義務】が発生します。これは
「退去するときは借りたときの状態に戻しますよ」
ってことですね。ただ、別に入居するときの状態に戻すってわけではありません。普通に使っていれば建物は劣化しますからね。
引用したように年数がたって自然に劣化する「経年劣化」にあたるモノは借主が負担する必要はありません。
だから、請求されたら内訳は不当請求がないかちゃんとみましょう。
まぁ、ここらへんは入居時と退去時に気をつければ大丈夫でしょう。
敷金礼金0の最大のメリットは
「お金が手元にないときに引っ越しできる」
ことですからね。退去する時までにお金貯めてればなんとかなるし、格安で引っ越したい場合は敷金礼金0物件を視野に入れておくと良いですよ。
最近は人口減少のせいでマンションの空室が凄いからね。
敷金礼金0でいいから入居者が欲しい不動産会社や大家さんは沢山います。今は敷金礼金を低く設定している所もあるんで、意外と良い物件がみつかりますよ。
フリーレントシステムのある所を探す
フリーレントとは入居後の一定の期間が家賃無料になるシステムのことをいいます。
1ヶ月間の家賃や前家賃も免除してくれます。借り手は家賃がかからないので大変助かる嬉しいシステムです。
家賃が無料なんて怪しいと感じるかもしれないですが、これには理由があります。
・借り手にとってありがたい条件=入居者が集まりやすく空室率が下がる
・家賃を下げて物件の資産価値が落ちるくらいなら、家賃を下げずにフリーレントするほうがよい
・家賃を下げると、同じ建物の他の入居者から家賃減額要求が相次ぐので、フリーレントで対応したほうがよい。
このようにフリーレントとは不動産や大家さんにとってもメリットのあることなんです。
前述した通り現在は空室が多くなっており、とにかく入居者が欲しい状況になっています。
そのため、色々な手を使って入居者を増やそうと手をっています。フリーレントもその1つの施策になります。
フリーレントは物件の情報に載っているものもあれば、不動産会社に確認しないと教えてもらえないものなど様々です。
なので、不動産会社に
「フリーレントの物件ありますか?」
と聞いてみても良いでしょうね。
退去ではなく名義変更で自分の代わりに誰かを引っ越しさせよう
ぼくが大阪からインドネシアに引っ越したときに使った方法です。邪道な方法ですね。
物件を賃貸しているのに、会社から
「2週間後にインドネシアに行ってくれ」
などど無茶な要求があり、なんとかしてやろうと考えた結果が「名義変更により誰かを自分の部屋に引っ越しさせる方法」でした。普通に退去すると不動産や水道、電気といったインフラ系の書類変更も間に合わないからね。手続きやらなんやらで、2週間は確実に超えます。
なので、ぼくの場合は友人を自分の住んでいた部屋に引っ越しさせました。で、名義関係の書類変更を全てお願いしましたね。
「いやー!ごめん!書類関係の手続き代わりに全部やっといて!帰ってきたらラーメン奢るから!」
「まぁ、いいよ」
持つべきものは友ってやつです。
もちろん相手が納得のうえでじゃないとトラブルになるから、やるならちゃんと話合う必要があります。引っ越しする意思のない人間を引っ越しさせることはできませんからね。運がよかったのもあります。
まぁ、相手にとっても悪い話じゃないけどね。むしろメリットも多い。
相手にとって、なによりのメリットは自分がいままで使っていた家財道具を引き継げるところです。
ぼくの場合は日本を出ることになったので、冷蔵庫、電子レンジ、本棚など全部渡しました。相手からしたら家財道具一式が無料で手に入るので嬉しいことです。
あと、名義変更だから敷金礼金や手数料もかからないからね。
不動産会社によって条件は多少かわるかもしれないけど、誰かを引っ越しさせるのは退去時にかなりお金を浮かせることができます。
前述した退去時の請求も一切こないし。
書いてて思ったけど、引っ越したい人はネット上で条件書いて名義変更人募るってものありなんかな?法律的にOKならおもしろいかもね。そういったサービスも生まれたりして。
引っ越す本人のメリット
・退去のお金を支払わないで済む
・家財の処分費を削減できる
・引っ越しの片づけをする手間暇が防げる
次の人のメリット
・家財道具一式が最初から手に入る
・敷金、礼金、前家賃がかからない
不動産、大家のメリット
・空室になるリスクがない
てな具合で関わる全員がwin-winになるんじゃないかな。身近に引っ越ししたいと考えている人がいたらぜひ。
1人で暮らすのを辞めて、実家に帰る人なんかは特に良いんじゃないかな。家財道具が邪魔になるなら全部あげちゃえばいいからね。
格安で引っ越しする際には注意が必要です
いかがでしょうか。これから引っ越しをしようと考えている方の参考になればうれしい限りです。
ただ、格安で引っ越しする場合には注意も必要になります。特に敷金礼金0の物件やフリーレントのある物件は注意要項も確認しておいてくださいね。
2年以内に出ると多めに料金が請求されたり、フリーレントでお得だと思っていたら、家賃がその分相場よりも高くてトータル的には得じゃなかったといったこともあります。
引っ越しした後じゃないとわからないこともありますからねー。
痛い思いをしても、契約したあとすぐに引っ越しするのは難しいものがあります。
まぁ、引っ越しすると新しい発見はできますし楽しいですからね。
引っ越し貧乏にならない程度に楽しみながら引っ越してくださいね!
またね!