神田の唄

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プレゼンテーション資料を作るなら「紙しばい」を意識しよう

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パワーポイントでプレゼンテーション資料を作るなら「紙しばい」を意識しよう

プレゼンテーションを行うのであればパワーポイントを用いて資料を作ることが多いでしょう。

これからプレゼンテーション資料を作るにあたり、パワーポイントを起動する人のために伝えたいことがあります。

 パワーポイントでスライド資料を作るなら「紙しばい」を意識してください。


パワーポイントの資料を作る上では「どうすれば見栄えがよくなるか」に重点が置かれがちですが、それよりも「どうすれば伝わるか」を意識すべきなんです。

そのためには「紙しばい」から学ぶのが1番です。

子供たちが夢中になって話に聞き入る姿は、理想的なプレゼンテーションの会場と同じです。

紙芝居の会場では、子供たちは話し手の語る言葉に夢中になっている姿がみられますよね。

では紙しばいの会場と比べて、会社や学校で行われるプレゼンテーションの会場はどうでしょうか?

プレゼンする方も、聞く方も退屈そうにしていますよね。なかには寝てしまう人間まで出てくる始末です。

正直いってパワーポイントを使用して行うプレゼンテーションは退屈なものが多いです。

 

 

 

 

スライドに情報を詰め込みすぎるのは相手の理解を妨げてしまいます

パワーポイントによるプレジテーションが退屈になる要因の1つとしては「1ページに、とにかく情報を詰め込んだ資料を作成する人が多い」ことがあげられます。

小さい字や、わかり辛いデータをとにかく詰め込んだスライドを見せられることほど苦痛なことはありません。

スライドが映し出されるスクリーンから離れた席の人間は、スライドの文字を識別することが困難で、まったく内容がアタマに入ってこないケースもあります。

発表者はスライドにとにかく情報を詰め込みたがります。

えてして情報を多く詰め込む人は「わかりやすさ」のためではなく「怒られないため」にやっている場合がほとんどです。

プレゼントしては1スライドに情報を詰め込みすぎるのは、スライドの持つメッセージ性を弱める愚策です。

ただ、情報が少ないと不安になるんですよね。

とりあえず情報を多くしておけば怒られる心配がないと思って、大量の情報を詰め込もうとしちゃんですね。

その結果、会社や学校をはじめとする様々な会場で退屈で内容がよくわからないプレゼンテーションが世の中に蔓延しています

ぼくはプレゼンテーションが好きです。とくにパワーポイントを使ったものが好きです。

学校では頼まれてもいないのに「プレゼンテーションを上手に行うためのプレゼンテーション」をしていました。

また、ほかの人がPCの後ろでエンターキーを使ってスライドを進めている中、ぼくはジョブズが行うようにPCの前に出て、リモコンを使用してスライドを操作していました。

リモコンはわざわざ自腹で買ってきたものを使用してました。誰も使いませんが、リモコンを使用してプレゼンテーションを行うだけで雰囲気が格段によくなるのでオススメです。

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他にもプレゼンテーションのための書籍だけで10000円以上使って勉強していました。

学校の勉強よりも、プレゼンテーションのための勉強をしていた時期もあります。

まぁ、それくらい好きなんですよ。

実際にプレゼンは好評でしたし、スライドに関しても褒められることが多かったです。

新卒で会社に入る時には企業に頼まれてもいないのにプレゼンテーションをしている動画を撮影編集して送りました。そして、それがウケて入社することができました。

なんで、色々とプレゼンテーション、とりわけパワーポイントを使用してもプレゼンに関しては学んできたつもりです。

せっかくブログをやっているので、どうすれば楽しく面白いプレゼンができるのかについて学んだことをアウトプットしていきます。


てなわけで、プレゼンについての1記事目です。

今回はお伝えしたいのはたった1つです。

スライドを作る時は「紙しばい」を意識する。

これだけです。

 

 

 

 

スライドは情報量を少なくして、ビジュアルを重視しよう

紙しばいを意識するということはスライドに余計な情報を載せないということです。

なにを載せるかではなく、なにを載せないかを重視してください。

紙しばいで用いられるスライドにはゴチャゴチャした情報は入っていませんよね。

ビジュアルを全面に押し出したスライドで聴衆を魅了し、話し手であるスピーカーが言葉でストーリーを伝えます。

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紙芝居「桃太郎」 1枚目


上の画像は桃太郎の紙しばいで用いられているスライドです。

おじいさんが山へしばかりにいき、おばあさんが川に洗濯にいくシーンですね。

これなんですよ。

これが良質なスライドです。お手本にすべきスライドです。

不要な情報は一切排除して、伝えたい内容をビジュアル化して載せています。

ビジュアルで引き付けながら口頭で肉付けするんです。

これだけでスライドの内容が改善されます。

ココ重要ですよ!

 

 

 

 

多くの人は紙しばいの裏面を見せるやり方をしている

参考にすべきスライドは「載せる情報を精査して、ビジュアルを重要視する」しているものです。

では、理想にスライドに対して多くの方が作ってしまうスライドは、どのようなものでしょうか。

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【東大式知育術・英語紙芝居「桃太郎」】 きびだんごは英語で何? 英語で紙芝居! | iPhone女子部 - 女子部員がiPhoneのアプリ、アクセサリー、裏ワザ情報などを楽しく発信!


これが会社や学校で用いられるスライドです。

お気づきだと思いますが、これは紙しばいの裏面です。

多くの方は紙芝居の裏面をみせながらプレゼンテーションをしているんですよ。

「情報量が多く、ビジュアル要素がない」

という理想的なスライドと真逆のことをしているんですね。

パワーポイントを使用してプレゼンをしている場面をみたことのある方ならわかっていただけるでしょう。

スピーカーはスライドに書かれた大量の文字を読むことに夢中になっているケースばかりです。

いやー。これは退屈ですよ。

裏面をみせながら子供たちに紙しばいを見せている人間がいたとしましょう。子供から嫌われることは確実です。

退屈で寝てしまいますし、途中で帰ってしまいますよ。

想像すればそれがどれだけ「つまらないやり方」をしているかわかりますよね。

でも、現に多くのプレゼンテーションは紙しばいの裏をみせて読み上げるだけの内容になっています。

逆なんですよ。

 

 

 

 


f:id:kandareiji:20160406015254j:plain(退屈で眠くなるプレゼンテーションになっていないか注意しよう)

 

 

 

 

使用するスライドと配る資料は別にしよう

なぜ文章がメインのつまらないと感じるスライドが多いのでしょうか。

それは、使用するスライドを配布資料として使いまわしにするからです。

他にもいくつか要因がありますが、最も大きい要因は同じものを使うからですね。

プレゼンテーションを行う時には聴衆に資料を配りますよね。その時にビジュアルを全面に押し出したものを配っても意味がわかりません。

桃太郎の紙芝居でいえば、前面のスライドだけ渡されても内容はわかりませんよね。

スライドを印刷した配布資料は、後で見返すとまったく意味がわかりません。

ひたすら資料とにらめっこしている姿のサラリーマンや学生をよく見かけます。いやー。あれはきついですねぇ。

読み手が想像力を働かして「この内容はこういったことが言いたいのか?」と考えなければならないのは避けたいところです。

対して文章や図をとにかく追加して、情報量を多くしたスライドであればどうでしょうか。退屈なスライドだったとしても「形になってる感」はありますよね。

この「形になってる感」がでるのが悲劇のはじまりなんですけどね。退屈なスライド資料の量産を手助けする原因です。

この悲劇を防ぐには前提として「使用するスライド」と「配る資料」は分ける必要があります。

配る資料はスライドとは逆に文字メインにしてください。細かい図やデータを合わせて使うと良いでしょう。

配布資料は自分が説明しなくても、後で人が見返したときに理解できる内容になっているかが重要です。

あ、配布資料はパワーポイントで作る意味は特にないのでwordで詳細な資料を作るのをオススメします。

 

 

 

 

パワーポイントによるプレゼンテーションを禁止する企業は増えている

「パワーポイントはプレゼンする側を楽にさせ、聞く側を混乱させる。」
(ジェフ•ベソス)

Amazon ベソス氏「もうパワーポイントは禁止」 | リーディング&カンパニー株式会社

 
AmazonのCEOであるジェフ・ベソス氏はパワーポイントによるプレゼンを禁止しています。

そのほかフェイスブックやトヨタも社内でパワーポイントによるプレゼンテーションを禁止しています。

理由は共通していて「理解しにくい」からです。

・まずは作業効率。やっぱり作成に時間がかかる。

・スライドは一見わかりやすく思うが、簡素化され過ぎていたり、抽象化されていたりして、読み解くことに時間がかかったり、誤解を招いたりする。

・図表や箇条書きでまとめると、自分の思考を深めることにつながらない。

・同じく思考が深まらないので、対話や討論が行いづらい。

要は、資料がかえってわかりづらくなり、社内ミーティングでは最も重要な「議論すること」には有益でないということです。

パワーポイント使用を禁止する会社が増えている理由 | All About News Dig(オールアバウト ニュースディグ)

 
そのほかの理由としてはこのような理由が挙げられます。

でも、これはパワーポイントが悪いのではなくて、やり方の問題なんですよ。

パワーポイントの使い方なんて専門的に勉強なんてしませんからね。

ビル・ゲイツですら過去には「下手くそなプレゼン」と批判されていました。そこから専門的な勉強を行った結果、現在は劇的に改善されています。

プレゼンはやり方の問題です。

やり方を変えましょう。

 

 

 

 

まとめ

・パワーポイントでプレゼンするときは「紙しばい」を意識しよう

・退屈なプレゼンが多い理由は「紙しばいの裏」を見せながら喋っているから

・優れたプレゼンは「情報量を限定してビジュアルを前面に押し出すスライド」を用いる。そしてスピーカーが言葉で肉付けする。


・聴衆にみせるスライドを配布資料として使ってはいけない。配布資料はwordで作ろう

・配布資料は後で見返した人が内容を理解できることが重要

・大手企業ではパワーポイントが禁止されている所がある。これは退屈でわかり辛いプレゼンの仕方をしているから。


パワーポイントを使ったプレゼンテーションに関しては書きたいことが沢山あるのでシリーズ化して書いていきます。

記事ではパワーポイントに言及していますが、プレゼンテーションだけで考えると日常のいたる所でプレゼンは行われています。

極端な話、日常会話もプレゼンです。

友人との会話や家族間での会話も全てプレゼンです。

学校や会社で行われる面接もプレゼンです。

相手にどれだけ自分の考えを伝えられるかがプレゼンです。パワーポイントを使う機会がなくても、プレゼンそのものを学んでおいて損はないですよ。

まぁ、その話は別の記事に譲るとして、今回言いたいのはパワーポイントを使ったプレゼンは「紙しばい」を意識してくださいってことですね!


これを意識するだけで全然違ってきますよ!

 
ぜひやってみてね!

 

 

 

 

またね!