未来のロボットは僕らの仕事を奪うのか
これからの10~20年で望む、望まないに関わらず、多くの仕事が人間ではなくロボットによって行われることになる。
これはあくまで今現在の見解ですが、実際にgoogleの自動操縦カーなど機械、ロボットによる自動化が進められています。
googleの自動操縦カーは1週間で1万キロを無事故で走行するなど、性能面でも問題ないレベルになっています。
アメリカでは現在も毎日数台の自動操縦カーが町中に溶け込んで走行テストをしています。
googleCEOは20年後には、現在の仕事のほとんどが機械によって代行されるとしています。
野村総合研究所では日本では10~20年後には日本の労働人口の約50%にあたる仕事が機械によって行われると発表しています。
235種類の仕事が代替可能で2500万人が仕事を奪われると予見しています。
ロボットにとって代わられる可能性の高い職業としては
・お客様対応の受付事務員
・ビル、オフィスの清掃スタッフ
・ビル、駐車場などの管理人
・タクシー運転手
・機械オペレーター
・コンビニ、スーパーの店員
などが挙げられます。単純作業に相当する仕事がロボットによる自動化の最初の対象となりそうですね。
逆に代替が難しい仕事としては
・コンサルタント業
・ディレクター全般
・デザイナー、マンガ家
・医者
・カメラマン、脚本家
人と人の意見をまとめる職業や、クリエイティブ系の仕事が現在は難しいとされています。
ロボットができる仕事はロボットにまかせよう
今現在の仕事は後者の職業になりますが、いずれは自動化されるでしょうし、早く奪ってくれませんかね。
10年~20年と言われていますので、何もなければ僕の生きているうちに実現される未来なのでしょうねぇ。
望んでいる人間、望んでいない人間の両者がいるのでしょうが、僕は自分が生きているうちに早く実現して欲しいです。
人間がわざわざしなくてもできる仕事であるなら、ロボットがしてくれた方が良いじゃないですか。
ロボットさん、どうか僕の労働時間を奪ってください。
人間は産業革命時代の馬と同じ道を辿るのか
産業革命によって、鉄道が生み出され物流機能が拡大した結果、1番被害を受けたのは馬だそうです。
自動車などの文明の利器の発達と引き換えに馬の需要は急速に減少し、また農業の機械化により農耕馬の活躍する場も少なくなってきました。たとえば、「ドサンコ」として知られる北海道和種馬(在来種)は、明治末に9万頭を超えていたといわれていましたが、現在では1400頭余飼育されているにすぎません。
東京農業大学 馬と人の古くて新しい関係より引用
人間も産業革命時代の馬と同じように、仕事を奪われた結果、人間自体の必要性が薄れる可能性が懸念されています。
仕事を奪われた人たちはどうなるのか、そういった社会的問題も含めた上でロボットによる自動化は進められるそうです。
馬と違って、既に労働可能な人口が減っている日本では逆にありがたいことな気がしますけどね。
日本の少子高齢化は止められないでしょうし、今現在では外国人による労働人口の確保くらいしか手立てがないですし。
就労ビザの規制も緩和され、多くの外国人が日本に住むことで国際色豊かな社会日本となるのも見てみたいですが、それよりもロボットが仕事を代行する社会の方がみたいですね。
馬の役割は人を、荷物を運ぶことだったため、数を減らしましたが、人間の強みは想像力を発揮して仕事をすることであり、様々な職に適応する適応能力です。
人々がロボットに仕事を奪われた結果どうなるかはわかりませんが、結局はロボットに関連した新しい職業が作られるでしょうし。働き方が変わっていくだけでしょう。
今の職業がなくなるなんて歴史で繰り返されてきたことじゃないですか
今現在ある職業なくなることが初めて訪れるみたいな書き方をされている所が多いですが、正直いってあんまり騒ぐことでもないと思うんですよねぇ。
新しいテクノロジーが誕生した結果、なくなった職業なんて沢山ありますからね。
産業革命時代の話に戻ると、馬の需要が多く、馬車による泥はねが多かった時代には「靴磨き職人」が潤いましたが、今は全然みませんよね。
もっと昔に戻ると武士、農民、飛脚といった職業があったわけですが、それらの職業もなくなっています。
昔の人は武士の仕事がなくなるなんて想像していなかったでしょう。
新しい時代になれば、また新しい仕事が創出されるわけですね。
(時代の変化に伴い、既に沢山の職業が消えていった)
ロボットができるからこそ、人間の価値があがる
ロボットによって仕事を奪われることにより、逆に人間の行う仕事の価値もあがると思うんですよね。
PC,スマホなどのデジタル機器の普及により、逆に紙のメモ帳の売り上げが伸びたとされるデータもあります。
デジタル化が進むからこそ、逆にアナログに価値を見出す人々もいるんです。
ロボットによる代替が進めば、人間の行う仕事に価値を見出す人も増えると思うんですよね。
今まではできていたのに、ロボットでは細かい所にまで対応してくれない!ってクレームも未来ではあるんでしょう。
ロボットの作った製品よりも、人間の作った製品に高値がつくこともあるでしょう。
人間が想像し、作成したものに価値がつく。結構なことじゃないですか。
ブログもその1つですよね。自分の考えたことを文章化し、表現する。これもロボットにはできないことの1つです。
結局はどうなるかは、その時代になってみないとわからないでしょう。時代の変化に対して、真っ向からぶつかっていくよりは、時代の流れに乗れるかどうかなんでしょうね~。
羽生さんの考え方に答えがある
羽生さんと書くとスケートの方を思い浮かべる人が多いでしょうが、将棋の羽生善治さんの方です。
将棋界もコンピューターが人間を上回るかどうかで、揺らいでいる業界です。
棋士がコンピューターに完全敗北する世界が来た時にはどうするかという記者の問いへの羽生さんが回答しています。
ロボットによる自動化が進んだ時代に人間がとるべき行動の大きな示唆が含まれていると思うんですよ。
将棋がコンピュータによって完全解明されてしまったら、どうするんですか。という質問に、羽生はケラケラ笑いながらこう答えた。
「そのときは桂馬が横に飛ぶとかルールを少しだけ変えればいいんです」
その瞬間に将棋は新しい命を与えられ、なにもかもが一からやり直しになる。天才の視野にはそんなことさえ映っているのである。
これ何気に物凄い発言なんですよ。ルールを変えた瞬間に、今までに積み重ねられた将棋界のデータは全て意味をなくします。
そうなると、コンピュータも1から学習しなおさなくてはなりません。そのためには、データ収集からやり直しですので膨大な時間がかかるわけです。
新ルールが適用された時に、適応する能力は人間の方が圧倒的に上です。
今までのやり方とは違う、労働方法、環境が生み出されれば最初は間違いなく人間が仕事を担当するでしょう。
仕事を生み出す力がこれからの時代は特に必要になるんじゃなかろうか。
コンピュータ、ロボットができる領域はまかせて、代替不可能の部分に人間は注力すれば良いんですよ。
近い将来人間とロボットが共存できている社会が来ればよいですね。ワクワクします!
またね!