なぜ、ネットワークビジネスには嫌われる人が多いのか
- ネットワークビジネスが嫌われるのは下手な勧誘をする人間が多いから
- ネットワークビジネスに入った人間が、友人・知人に入会を勧めるワケ
- ネットワークビジネスで稼ぐのは大変
- ネズミ講とマルチとネットワークビジネスの違い
- ネットワークビジネスをするなら自分が好きな商品でやるべき
- ネットワークビジネスを行うメリット
ネットワークビジネスが嫌われるのは下手な勧誘をする人間が多いから
はてなブログでもamwayをはじめとするネットワークビジネス、ネズミ講の話題がたびたび出ますね。
ぼくの周りでもネットワークビジネスに誘われた経験を持つ人はいますし、ぼくじしんも何度か誘われたことがあります。で、実際に15万円払って入会した経験もあります。
まぁ、3日でクーリングオフして退会しましたけどね。
あまり詳しい情報は言えないのですが、法律的に抵触する行為を行う会社だったので、すぐに辞めました。
かじった程度の知識でしかないのですが、ネットワークビジネス経験者として嫌われる人が多い理由をお話します。
結論からいってしまうとネットワークビジネスをやっている人が嫌われるのは勧誘の仕方が下手だからです。
ネットワークビジネスに入った人間が、友人・知人に入会を勧めるワケ
amwayをはじめとするネットワークビジネスで問題視されるのって大体が次の理由なんですよ。
■家族、友人、恋人などの身近な人間からしつこい勧誘を受けた
ネット上にも友人がネットワークビジネスにはまって度重なる勧誘を受けたなんて報告が沢山ありますよね。普段通りに接していた人間から急に化粧品をすすめられても反応に困るのは当然です。
巷にこれだけ友人、知人からネットワークビジネスの勧誘を受けることを嫌がる報告がされているのに、新しく会員となりビジネスをはじめた人たちは間違いなく身近な友人・知人に声をかける。
なぜか?
それは自分がそうやって勧誘を受けたからです。ネットワークビジネスはコピービジネスといって、自分を誘ってくれた時の方法を再現するようになってるんです。
自分のまったく知らない人間からいきなり勧誘受けることって稀です。会員になる人は友人・知人の勧めで入会する場合がほとんどです。
で、友人・知人のすすめで入った人間は同じように友人、知人に勧めるわけです。
右も左もわからないなかで独自の方法で不特定多数の人に勧誘を行うバイタリティのある人なんて少数ですからね。見込みとなる人間のリストがあるわけでもないし、自分もお金を払って会員になるのでなんとか元を取り戻したいと考える。
そうなると身近でコンタクトの取りやすい人間にアプローチするしかないんですよね。そして、繰り返しアプローチすることで更に煙たがらわけです。
ネットワークビジネスをやって友人・知人に嫌われるケースはこんな流れです。
ネットワークビジネスで稼ぐのは大変
ネットワークビジネスで勧誘される場合に夢がどうとか、将来設計がどうとかの話をされた経験のある方も多いでしょう。
ネットワークビジネスで稼ぐ人間は確かにいますが一握りです。ですが、その一握りの人間に憧れてネットワークビジネスに入会するわけです。
「入会して頑張って継続すれば必ず結果はついてくる!」と豪語されるわけですが、話はそんなに簡単ではありません。
ネットワークビジネスって早い話が個人事業主として働くことなんです。だからお金も時間の使い方も、開拓のための営業も全て自分でやらなくちゃいけない。
・通信費
・喫茶店で支払うコーヒー代
・交通費
1人の人間を誘って話をするだけでも上記の内容でお金がかかります。全部合わせれば1回の勧誘で使うお金は安く考えても500~1000円はかかる。
しかも1回で決まらなければ2回、3回と何度かアプローチする必要がある。そのたびに自腹を切っていかなきゃいけない。
勧誘に1時間や2時間費やした所で、その間に時給が発生するわけでもない。結構厳しい戦いなんですよね。
これがサラリーマンなら通信費も、交通費も、喫茶店でのコーヒー代も全て会社持ちです。勧誘に費やしている時間にも給料は発生していますしね。
相手の飲食代も奢るとなれば出費はかさみますし奢らなければ「聞きたくもない話を聞かされて、飲食代も出さないのかよ・・・。」と相手に不快感を与えます。
だから、がんばって勧誘を行ってもうまくいかなければ完全なる赤字になりますし、相手に嫌われる可能性も高いです。
会員になる前には簡単にお金が稼げるって言われていたかもしれませんが現実はそんなに甘くないんですね。いやー。厳しい。
お金も時間も投資しているので、なんとか元を取り返そうと頑張って身近な人間にアプローチすればするほど、煙たがられますし個人事業主で稼ぐのは大変なんです。
(活動は全部自腹で行わなければならない。アルバイトした方が稼げていたかも?)
ネズミ講とマルチとネットワークビジネスの違い
ネズミ講とマルチ、ネットワークビジネスの違いにも触れておきます。
誤解されている方が多いのですが、ネズミ講とマルチ、ネットワークビジネスは似て非なるものです。
とりあえず全部ネズミ講だとして非難する人たちがいますが間違いです。
ネズミ講は無限連鎖講といって法律で禁止されている行為です。
ネットワークビジネスは別名マルチレベルマーケティング(MLM)と呼ばれ、日本では連鎖販売取引、マルチ商法と言われていますね。
マルチとネットワークビジネスは同じと考えてもらって大丈夫です。ネズミ講と同じくマルチって単語も悪い印象が根付いているので、あまり使用したがらない人が多いでけどね。
で、ですね。ネットワークビジネス(マルチ商法)は特定商取引に関する法律という中に定められていて合法なんです。
ねずみ講とネットワークビジネスは法律のくくりが違いますが、もう1つ大きな違いとして商品の流通があることが挙げられます。
ネットワークビジネスで多いのは化粧用品をはじめとする医薬品を商品として扱い、販売していくことで利益を得ます。
ねずみ講の場合は化粧用品などの具体的な商品はありません。入会金でお金を集めていくので、継続的に収益が発生しません。新規の入会者を増やし続けていかないと入会金から発生する利益はあがらないです。
※違いについてはこちらのサイトがわかりやすくまとめられています。
ネットワークビジネスをするなら自分が好きな商品でやるべき
ネットワークビジネスをもしやるなら自分の好きな商品で始めた方が良いです。好きでもない商品を売るのは正直いって難しい。
だって、相手に価値を感じさせることがなかなかできないですからね。好きでもない商品の魅力を語るのは、相当な営業センスと商品説明の仕方を徹底的に練習しなければいけません。
自分が好きでもない商品を下手な営業で無理やりすすめるから嫌われるのです。
友達に自分が好きなマンガや小説について熱く語ったら相手が同じ物買ってきたって経験はあると思います。
これだって立派な営業です。しかも相手に自分の好きな商品を買わせたという時点で凄い事なんですよね。
ネットワークビジネスでも自分が好きな商品を日常的に使っているならいいんですよ。その商品がどれだけ素晴らしいのか伝えて、友人・知人に魅力を感じてもらえれば勝手に入会してもらえます。
化粧品に興味のない人間に対してお金が儲けられるからって話だけしてもウザがられるだけです。
ネットワークビジネスを行うメリット
まぁ色々と厳しい面についても話をしましたがネットワークビジネスを行うメリットも勿論あります。
・営業能力がつく
・リーターシップ能力がつく
・経理能力がつく
・時間管理能力がつく
前述の通り、ネットワークビジネスで会員になることは個人事業主として働くことと同じです。
利益を上げるためのすべての行動を自分で行う必要があるので、稼げる人間になっていれば自然と営業能力。経理能力、時間管理能力がついてきます。
また、ネットワークビジネスは自分だけでなく、自分が入会させた人間も同じように稼がせるようにしなければなりません。
ビジネスモデルとして、自分の下にどれだけ人間をつけれるかが大事だからです。
そのため、自分が入会させた人間への営業の方法や、時間管理の仕方などを教育させる必要があります。
これらの内容が全てできるようにあれば、独立して食べていくことは十分に可能でしょうしメリットも十分にあるんです。
まぁ、好きな商品をユーザーとして使う消費者としての立場か、覚悟をもって参入する心構えがあるのでしたらやってみてもいいのではないでしょうか。
無理な勧誘は友人・知人に嫌われますし。あまりにもしつこくすると法律でOKの範囲を超えてしまいますから注意が必要ですよ!
またね!